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FXスワップはお金持ちが行う戦略

FXの魅力の一つとして、スワップというものがあります。ですが、このスワップは誰も彼もができるものではなく、資金力のあるお金持ちの戦略といえます。スワップとはどういうものなのか、そして、どうしてお金持ちが行う戦略なのかをわかりやすく説明します。
スワップ

スワップとは?

FXでは、保有している通貨があります。これをポジションとも呼びますが、ポジションを決済せずに、保有している状態を続けると、なんと、1日ごとに金利が発生します。

この金利のことを「スワップ金利」あるいは「スワップポイント」と呼びます。

この場合、ポジションを翌日に持ち越すことになります。決済を先延ばすことを「ロールオーバー」といいます。

したがって、スワップ金利(スワップポイント)は、ポジションをロールオーバーすることによって発生します。

ポジションロールオーバーされれば、1日分の金利差としてスワップ金利が発生し、それによって金利差損益が生じます。

例えば、豪州(オーストラリア)の金利が4.25% 日本の金利が0.1%だとすれば、4.25% - 0.1% = 4.15% が金利差になります。

為替レートが1豪ドル=90円だとすれば、1年間に得られるスワップ金利を単純計算すると、4.15(%) × 90円 × 1万通貨 = 37,350円となり、豪ドル/円の1日当たりのスワップ金利は、37,350円 ÷ 365日 = 102円 となります。

とても、お得な感じがしますが、この逆パターンでは、スワップポイントが差し引かれることになります。つまり、金利の低い通貨を買った、あるいは金利の高い通貨を売った場合では、金利を支払わなくてはいけなくなります。

現在、日本の金利は世界の中でも最低水準ですから、ほとんどの通貨では、買い持ちでスワップポイントを受け取り、売り持ちでは支払うことになります。

どうしてスワップはお金持ちの戦略なの?

では、どうしてスワップはお金持ちの戦略なのでしょうか?それは、スワップポイントをたくさん貰うためには長期投資をしなければ意味がないからです。

スワップポイントは、ポジションを長く保持した分だけたくさん入ってきますが、為替が少し変動しただけで、その都度ロスカットしていてはスワップポイントは手元には残りません。

そのため、スワップ狙いではポジションを長く持ち越しつづけるために損切りを高く設定しなくてはいけないので、当然ながら、一時的な下落にも耐え得るだけの資金が必要になります。

お金持ち、つまり資金力が豊富だと、レバレッジも高めに設定でき、下落にも耐えられ、長期投資が可能です。

そして、それだけ通貨数は増えて貰えるスワップポイントの額は大きくなります。

したがって、自分の資金に対していかに余裕をもって運用できるかがポイントとなります。

ですので、スワップはある程度、資金力を形成できてから、行うべき手法だといえるでしょう。