
FXスプレッドは狭い方がよいが滑りが生じると結局同じ
FXスプレッドというのは、いわゆるFX会社に支払う手数料的なものであり、狭ければ狭いほど、手数料安くなるので、いいと思いがちですが、実は、滑りが生じると結局はどんなに狭いスプレッドの会社でも、利益は同じになってしまうということはよくあります。そんなスプレッドの本質にせまってみようも思います。
スプレッドとは??
初心者を最初に悩ませるのがこのスプレッドという用語ですが、FXでスプレッドとは簡単に説明するとFX会社への手数料ということです。よく、FX会社の宣伝文句で、業界最狭スプレッドというフレーズがありますが、これは、
狭い=手数料が低い
広い=手数料が高い
ということを意味します。
例えば売値「90.02円」と買値「90.04円」であれば、売値と買値に2銭ほどある価格差のことを意味します。円を売って、ドルを買い、その後5銭の利益が出れば、このスプレッドの場合であれば、2銭の手数料がかかるということなので、利益は3銭です。
仮に他のFX会社では、スプレッドが3銭であれば、利益は2銭になります。
通貨単位あたりのスプレッドは小さいのでそれくらい大したことがないかと思いがちですが、取引額が大きくなればなるほど、手数料が高くなりますので、なるべくやすいスプレッド、つまりスプレッドが狭いFX会社がいいとされています。
滑りとは?
滑りとは約定したと思ったレートと実際に約定したレートに差が出る現象のことです。
極端に言うと米ドル/円が100円で買ったつもりが約定価格は101円だったなんて事です。滑りには、幅があり、FXでは限度幅を予め、設定する事が出来るようになっています。
この滑りの幅を狭くしすぎると注文が通らない等の事もあるため、ある程度の滑りは必要となります。
滑りが生じてしまうと結局どんなにスワップ幅が狭くても同じ
FXでは、少額で小さな利益をコツコツと積み重ねていくスキャルピングなどで利益を得ていく手法がありますが、この滑りによって、結局、スワップと相殺されてしまうと、利益はほとんどないか、ゼロという場合も少なくありません。
むしろ、FXで負けているときはやたら、滑りが起きて、高く通過を買ってしまって、その途端に、下降トレンドに入ってドンドン損が大きくなるということもあります。ですので、スワップの幅が狭いことにこだわるのもいいですが、なるべく、滑りのないFX会社がおすすめです。
というのも、滑りは意図的にFX会社が行っていてあえて高く買わせているところも悪徳業者ではあるようです。
ですので、FX会社を選ぶときはこの滑りに悪意のない、善良な会社を選ぶこともにポイントとなります。
しっかりと利益を得るために、滑りは小さくして、大きな利益を得ましょう。